結局文系と理系どっちにするべき?文理選択最終決戦!!

受験に勝つ方法

こんにちは!
Kです!私は能力開発センターで塾講師をしております。
大学は神戸大学に通っており、現在3年生です。
今回は進路に多い悩みである、文系にすべきか理系にすべきかを塾講師兼大学生の視点から話していきたいと思います!
ぜひ最後までご覧ください!

そもそも文理選択って?

ご存じかと思いますが、まずは文理選択について説明しておきましょう。
文理選択とは、文字通り文系に進学するか理系に進学するかを選択することです。
この話題に対してよく言われるのは、「就職が良いから理系の方がいい」とか「理系は難しいから文系の方がいい」というような噂がありますよね?
これは本当なのかどうか、またどのようにして文理選択を決定するかをお話していきたいと思います!
皆さんの進路決定の参考になればなと思いますので、ぜひ最後までごらんください!

文系に進むと、、、?

メリット

それでは早速、文系に進んだ際のメリットについて説明しておきましょう。
メリットとしては大きく3つあると考えています。

1つ目は、数学や理科からかなり逃げることができる点です。
文系を選択する人の中には理系科目に対する苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか?
文系に進学すれば、基本的に受験において、私学なら理系科目なし、国立でも数Ⅲや化学・物理といった科目を受けずに受験することができます。
数学や理科はほんとにアレルギーだ、、、と思う人ならかなり大きなメリットですよね?

そして2つ目は、理系に比べて学費が安いことです。
国公立では文理であまり大差なく、両方とも4年間で250万円程度ですが、私立となると訳が違います。
文系では4年間で400万円程度なのに対し、理系では約550万円もの学費がかかります。
もし、私学への進学を視野に入れるなら、この学費の問題は避けては通れません。

最後に3点目は、自由な時間が多いことです。
私個人としてはこれが最大のメリットのように感じます。
大学3年生になったとき、文系はきちんと授業を受け単位を取得していれば、授業がほとんどなく、かなり自由な時間を得ることができます。
4年生では学校に週1という人もいました。
それに対し、理系は実験があったり、授業がパンパンだったりと自由に使える時間は比較的少ないです。
勉強をするも楽しむのも自分次第!これは大きなメリットと言えるでしょう。

デメリット

ここまで文系選択のメリットについて話してきました。
それでは逆にデメリットはなんでしょうか?

1つ目は専門性が身につきにくいことです。
先ほどメリットで挙げたとおり、文系は比較的拘束時間が短いため、かなり自主的に勉強しないと専門性は身につきません。
また、理系ならばその道の研究者となったり、企業で研究開発に携わることで、大学で学んだ知識をそのまま活かしやすいのですが、文系の場合は学んだことを直接活かすのは比較的に難しいです。
そのため、就職の際には、学んだことと全く関係ない職業に就くことも少なくなく、学部学科関係なく全員が同じ土俵で戦います。

2つ目は選択肢が狭まるという点です。
受験用語として、「文転」という言葉は聞きますが、「理転」という言葉はあまり聞きませんよね?
これは理系科目の難易度故に、文系の人が途中で選択を変えるのが難しいからです。
(ただし、不可能ではありません。私の友達にも1人理転した人がいます。)
また、理系の人が文系職に就くことは良くあるのですが、文系の人が研究職などの理系知識を必要とする仕事に就くことはかなり難しいです。
したがって、文系を選んだあとに理系に興味を持っても、なかなか変更することができないため、理系の人よりも進路の選択肢が減ってしまうというデメリットが挙げられます。

理系に進むと、、、?

メリット

それでは次に理系に進んだ場合のメリットについて説明します。

1つ目は専門性が身につくいことです。
先ほどの裏返しになりますが、理系に進学すると数学や理科を深く学び、実験や研究を時間をかけてしっかりと行います。
そのため、しっかりと専門性が身につき、理系ならではの研究職や技術職などの選択肢が与えられます。
また文系職で就職することも可能であり、職業の幅も広がります。
コンサル職などでは、むしろ理系の方が人気だったりするので、可能性がかなり広がります。
専門性を身につけることで、就職の際に文系の人よりもライバルを減らしたり、差別化ができるというのは大きなメリットになりますよね。

2つ目は、筋道だって考える、すなわち論理的思考力を身につけることができる点です。
理系で論文を書く際には、論理の飛躍なく相手に説明することが必要となります。
その際、教授からの綿密なチェックが入るため、中途半端な文章を書くことはできません。
もちろん文系の人も論理的思考力を養う授業はあるし、身につかないことはないですが、理系の方が日々データを扱い、原理や事実ベースで考察を書く機会が圧倒的に多いので、身につきやすい環境にあります。
理系人材が企業に人気なのはこのためです。
論理的思考力は企業に入社すると必須の能力なので、それが身につく環境は大きなメリットと言えるでしょう。

デメリット

さあ、それでは理系のデメリットについて説明していきましょう。

1つ目としては、拘束時間が長くなってしまうことが挙げられます。
先ほども少し触れましたが、実験があったり必修の授業が多かったりするため、どうしても学習に対する拘束時間が長くなってしまうのです。
そのため、サークルやアルバイトをしづらい、自分の趣味や人付き合いの時間を確保しづらい、就職活動がしづらいといったような場合があります。
専門性が身につく反面、このようなデメリットが出てくるのは仕方がないとは言え、私はこれが大きなデメリットであると感じました。

2つ目は、理系職に就く場合、大学院に進学しないと難しい点です。
理系に進学する人の多くは研究職や技術職を志す人が多いかと思いますが、その場合、大学院に進学する人がほとんどです。
すなわち、就職活動において、ライバルが院に進学するため、自ずと理系職は院卒の学生同士の戦いになります。
また、研究室配属が3年の後半~4年生あたりから行われますが、約1年では理系職に必要な技能や経験値が足りないため、企業側も院卒以上の学生をほしがります。
もちろん学部卒で理系職に就く人もいますが、かなり優秀な成績を収めたり、院卒学生以上に魅力的な何かを身につけないといけないので、かなり狭き門となるでしょう。
したがって、大学院進学は理系職においてほぼ必須の道となってしまい、その分お金もかかりますし、社会にでるのも遅れてしまうのです。

どうやって決めるの?

ここまで、文系・理系のメリット・デメリットについて説明してきました。
しかし、じゃあ結局どっちがいいの?という疑問がまだ解決されていないですよね?
先に結論から申し上げます。

答えは、、、あなた次第です!

答えになってねーじゃねーか!と思われるかも知れませんが、もう少し見ていってください。
この問題はあなたの判断基準に依存してしまうので、一概にどちらがいいと断言できないのです。
ここからはその判断基準について説明していきます。

やりたいことに合わせる

まずはそもそも、あなたが文系理系どちらにいきたいかです。
これは非常に大事です。
たとえば、化学専攻の研究者になりたいのに、文系に進学してもその夢を叶えることはできません。
したがって、まずあなた自身が将来何がしたいのかについて良く考えましょう。
このとき、その目標への熱量も考えてみてください。
絶対に理系!と思うのか、何となく文系という程度なのかそれぞれ志望度5段階評価であらわしてみましょう。
この基準が後に重要になりますので、ここはしっかり考えてください。

得意不得意で決める

次に得意不得意について考えましょう。
自分の教科バランスをしっかりと理解することは進路選択において極めて大切です。
全体的にバランスがいいタイプなのか、理系科目が極端に苦手なのかによって、文理選択の方向性が変わります。
特に理系科目は数Ⅲ、物理など基礎から難しい科目が多いです。
これも理系文系科目それぞれの実力をざっくり5段階で表してみましょう。
このとき、もう片方の科目との相対値ではなく、絶対値で出すようにしてください。
どういうことかと言うと、文系教科よりも理系科目がかなり苦手だから1とするのではなく、周りと同じぐらいの出来だから3にするというように、教科の偏差値を元に自分の実力を表してみましょう。
これも後に必要な基準となりますので、怠らずしっかりと行いましょう。

優先すべきは、、、!

さあ、準備は整いました。
ここからは進路選択を決定する方法について説明しましょう。
ここで先ほど決めた、進学志望度=A、得意度=Bとして話を進めていきます。

基本的にはA+B>5であればその進路に進学しても問題ありません!

例えば、A=5のとき、その進学したい進路に進んでください。
成績によってはかなりの努力が必要かもしれませんが、絶対になんとしてでもやりたいことがある!という強い気持ちがあれば、受験に必要な勉強程度理解することは可能です。
逆に、A=4、B=1であれば注意が必要です。
希望進路に必須である教科が極端に苦手な場合、かなり勉強しないといけません。
なかなか成績が伸びずに、心が折れそうになる日もあるかもしれません。
それを乗り越えるにはA=5ぐらいの強い気持ちがなければ突破することができないのです。

ここで、文系でも理系でもA+Bが5以上なら結局どっちにすればいいんだ!と思われた方もいらっしゃるかと思います。
その場合はAが大きい方、すなわち、自分が進学したいと思う方に進学していただいて大丈夫です。
このA+B>5というのはいわば判別式です。
本当にこのまま進学しても大丈夫だろうか、という不安を払拭するために使ってください。

また文系でも理系でもAが同じで決めれない!という方はBの大きさで決めてください。
それでも決めることが出来ない方は文系にいくことをオススメします。
理由は、文系の方が理系科目を減らせる上、大学でやりたいことを探す時間が多いからです。
高校生の段階でやりたいことが決まっていない人も多いと思いますが、このステップをきちんと踏めば、文理選択はバッチリです!

結論!文理選択は、、、!

ここまで見ていただいてありがとうございました!
文理選択は将来の仕事に関わる大事な決断です。
皆さん自身で良く調べ、考え、後悔のないような道に進んでください!
この記事が皆さんの手助けになれば幸いです。

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